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【FF7リメイク】宝条は上司にしたくない人物!?握るカギとは?

FF7リメイクには、操作キャラ以外にも個性あふれる魅力的なキャラクターが多数登場します。

今回はその中でも、研究のためならば人の命さえも関係ない宝条とは一体どんな人物なのか、詳しく見ていきます!

宝条の行動から人物像を分析

画像引用:https://www.jp.square-enix.com/ffvii_remake/character/professor_hojo.html

宝条は神羅カンパニー社員のひとりで、科学部門総括という役職についているキャラです。

丸い眼鏡をかけ、白衣にひとつに束ねた長い黒髪が映える男性で、こけた頬がいかにも研究でやつれたという様子を表しています。

そんな宝条とはどんな性格の人物なのか、ストーリー内の行動をもとに分析してみました。

細胞まで調べ尽くす狂気の研究者

宝条は神羅カンパニーがとらえらたエアリスに『約束の地』の情報をくれといいます。何も答えないエアリスに「母親に似てきたな」と語りかけ始めました。

そして、「母親に会いたくはないか?……と言っても顕微鏡ごしだがね」というのです。

そう、宝条は研究所から逃げ出したエアリスの母であり最後の古代種でもあるイファルナの細胞を採取していたんですよ!

体をくねらせ、狂気の笑顔を浮かべながら「毛髪、皮膚から内臓、骨の一片に至るまで、やはり古代種は素晴らしい」と心酔と興奮を抑えきれない様子で、捕らわれの身となっているエアリスへガラス越しに語りかけます。

命をなんとも思わない実験狂

神羅カンパニーの幹部が集められた会議にて、『約束の地』についていつ聞き出せるかとプレジデントにせかされた宝条は自発的な協力を強制的に引き出す方法を試したいといいます。

肉体的苦痛を与えるならとスカーレットやハイデッカーが名乗りを上げますが、宝条は「肉体よりも精神を痛めつけるやり方が好きでね」といいます。

しかも、大事な古代種だから壊さないように扱うと、古代種であるエアリスのことを人として扱っていません。

それだけでなく、実験を成功に導くために古代種を繁殖させればいい、異種交配も面白そうだというのです。さすがに異種交配という言葉には、他の幹部たちも嫌がるそぶりを見せます。

会議が終わった後、『約束の地』をエアリスから聞き出すための方法として、「薬で吐かせるか。壊れなければいいが」と笑いながら考えます。

エアリスのことは壊れなければ、つまり命を落とさなければどうなってもいいという思考なのが伝わってきますね。

その後、宝条のあとを追っていたクラウドたちと対峙することになりました。バレットに銃を向けられている中、クラウドたちがエアリスの知り合いだと知ると、何やらぶつぶつと言い始めます。

バレットに突っ込まれると、「いやね、君たちが死んだら彼女はどんな顔をするのかなと思ってね」と答えるんです。

自分の生死よりもクラウドたちが命を落とすことによってエアリスという実験体にどんな影響があるのかを考えていたわけなんですよ。

自分はやられることはないという自信の表れでもあり、実験のためクラウドたちの命はどうなってもいいということでもあります。

さらに、自分が実験で生み出した生命体のことは”オモチャ”と呼び、壊れるさまは何度見ても飽きないとまでいう姿からも、命の重みは欠片も感じていない様子が伝わってきますね。

すべてが実験と言わしめる科学者

クラウドたちから逃れるためモンスターを呼び出したり、神羅兵を配置したり、自分が実験で生み出した生命体に戦わせたりと、宝条は自ら戦うことはしません。

ですが、ただのらりくらりと逃げているのではありません。これらはすべてクラウドたちの戦闘データを取るために仕掛けたことでもあったのです!

データが取れれば次の検証へと進める様子から、実験のためならなんでもやる科学者であることもわかりますね。

宝条は何を知っているのか?

FF7リメイクは原作の一部しか描かれていないこともあり、宝条が何を知っているのか、どうなったのかもわからないまま本編が終わってしまいます。

公式HPの人物紹介には『ソルジャーを生み出すことに成功した』と書かれていますが、その様子が具体的に描かれたシーンもありません。

ですが、宝条は本編の中で気になることを言っています。それは、瞳の青いクラウドをみたときのことです。

「その瞳、ソルジャーか?いや、違う。私の記憶違いだったな。お前はソルジャーでは……」

宝条は一体、何を知っているのでしょうか?

様々な因縁の生みの親

宝条が何を知っているのかは、FF7オリジナル版にて明らかになっていました。実は、FF7リメイクのラスボス・セフィロスの実の父親だったのです!

宝条ははじめから科学部門総括という役職に就いていたわけではありません。当時の科学部門総括はガスト博士という人物で、博士が掲げる『ジェノバ・プロジェクト』という古代種を蘇らせるプロジェクトに参加していました。

このプロジェクトには、ルクレツィアという女性も参加しており、のちに宝条とルクレツィアは結婚し、新たな命を授かるのです。

ですが、根っからの科学者同士であった2人は生まれてくる子どもを『ジェノバ・プロジェクト』へと提供してしまいます。

その方法は、まだ胎児であった状態にジェノバ細胞を移植するというものでした。そうして生まれたのがセフィロスだったというわけなんですよ。

この出来事によりジェノバは古代種ではないことが判明し、ガスト博士は神羅から失踪してしまいます。

その後、科学部門総括の後任をめぐる争いに競り勝った宝条はセフィロスの優れた戦闘能力に目をつけます。

そして、ジェノバ細胞と魔晄を使って強化した人間「ソルジャー」を開発したり、ジェノバ細胞での実験体「セフィロスコピー」を生み出していくのでした。

また、ヴィンセントに改造手術を実行して不老の怪物に変身する能力を与えたり、ガスト博士が死ぬ原因を作ったりと、ほかにも様々な因縁を生み出していることがFF7オリジナル関連作品にて表現されています。

まとめ

  • 宝条は神羅カンパニー社員のひとりで、科学部門総括という役職についているキャラ
  • 宝条は研究対象である古代種と呼ばれるイファルナの細胞を採取し、すみずみまで調べ尽くす狂気の研究者
  • 精神を痛めつけるやり方が好きで、エアリスのことは人として扱っておらず、命を落とさなければどうなってもいいとさえ考えている
  • クラウドたちが命を落としたときのことを考えたり、自分が実験で生み出した生命体を”オモチャ”と呼ぶなど、命の重みは欠片も感じていない実験狂でもある
  • 自分が逃げるためにクラウドたちと実験で生み出した生命体を戦わせるだけでなく、それすらも実験と言わしめる科学者でもある
  • リメイクでは具体的に描かれなかったが、実はソルジャーの生みの親であり、セフィロスの実の父親でもある

宝条は命の重みや生命倫理を無視してまでも研究し結果を追い求める、マッドサイエンティストでした。

FF7オリジナルで描かれていた宝条がセフィロスの実の父親という話はまだFF7リメイクにて描かれていないため、今後の続編にてどのように描かれるのかが楽しみですね。

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