FF7リメイクに登場するエアリスは、操作キャラのひとりで今作のヒロインのひとりでもあります。
八番街で初めてクラウドと出会い、その後意味深なセリフを何度もいうエアリスの人物像やバトルスタイル、リメイク版ではどのような変化があったのかを詳しく見ていきます!
エアリスの行動から人物像を分析
画像引用:https://www.jp.square-enix.com/ffvii_remake/character/aerith.html
エアリスは、星の声を聞くという特殊能力を持った伍番街に住む花売りの女性です。
普段は明るめの緩くウェーブがかかった茶髪の一部をサイドに流し、残りを1本の三つ編みでまとめています。
ふわりとしたワンピースが女性らしさを出す一方で、赤いジャケットと首元の黒タイチョーカーがピシッと締めています。
クラウドとは八番街で初めて出会うのですが、その時から何やら意味深な言葉を使うんですよ。
そんなエアリスとはどんな性格の人物なのか、ストーリー内の行動をもとに分析してみました。
人にも花にも優しい
壱番街魔晄炉爆破作戦後、追手から逃げる八番街で初めてクラウドと出会います。
クラウドの目には見えない何かにまとわりつかれて困っているエアリスを見た瞬間、いるはずのないセフィロスの幻影が見えたクラウドは頭が痛くなります。
頭痛に苛まれるクラウドの顔を覗き込みながら、「だいじょうぶ?」と声を掛けるんです。
直前まで自分の方が困っていたはずなのに、すぐに切り替えて具合の悪い見知らぬ相手を気遣える優しさが感じられますね。
伍番街の教会でレノと戦うことになってしまうときには、教会に咲いている花を気にして「お花ふまないで」と訴えます。
バトル中に花畑内に入ると「そこで戦ってほしくない」とむっとする姿からも人だけでなく、花のことも気遣っていることが伝わってきますね。
明るく人懐っこい人気者
八番街で初めて出会ったあと、しばらくエアリスと出会う機会がないのですが、伍番魔晄炉でエアバスターとバトル後、クラウドだけ伍番街の教会に落ちてしまいます。
七番街に戻るまでの間、思いがけずエアリスのボディーガードをすることになるクラウドは、エアリスの家まで送り届けることになります。
その途中、店の手伝いを頼まれたり、リーフハウスという孤児院の子どもたちに話しかけられたり、お医者さんに話しかけられたりとたくさんのスラムの人に話しかけられます。
持ち前の明るさと人懐っこさで普段からスラムの人と交流を持ち、人気者である様子が伺えますね。
強引にでも自分より他人優先
エアリスの家まで送り届けた後、七番街に戻ろうとするクラウドをエアリスは送るといいます。
「ここまで送った意味がない。またタークスが来たらどうする」と心配するクラウドに「面倒だけど、慣れてるから。それよりクラウドが心配」と自分の身よりクラウドのことを気にかけます。
せっかく面倒事から逃げ出せたという中で、再び面倒な状況になりたがる人はいませんよね。そんな中、嫌がる様子はみじんも見せずに送り届けるとクラウドの意見も聞き入れないで決めてしまいます。
相手の意見を聞き入れない強引さと、自分よりも他人を優先する性格がよくわかりますね。
エアリスはどんな戦い方をするの?
ゆるふわウェーブで女性らしい服装をしたエアリスからは、ぱっと見た限りとても戦う女性には見えませんよね。
そんな戦い向きではなさそうなエアリスが繰り出す攻撃や技はどのようなものがあるのか、見ていきましょう。
攻撃スタイル
画像引用:https://www.jp.square-enix.com/ffvii_remake/character/tifa.html
エアリスの攻撃スタイルは魔法がメインの遠距離攻撃&後方支援タイプです。
操作キャラのなかで一番魔力が高く、攻撃も回復もお手の物。その分、武器での打撃攻撃威力は操作キャラのなかで一番低いため、前線での戦いには向いていません。
使用武器
魔法を主体に使うエアリスが使用する武器は、様々な素材からできたロッド(杖)です。
ガードロッド | シルバーロッド |
マジカルロッド | ミスリルロッド |
ストライクロッド | フルメタルロッド |
固有アビリティ
エアリスの固有アビリティは「アスピル」で、操作キャラで唯一敵から魔力を吸うことができます。
バースト時には吸収率が高くなるので、MPを回復したいときには敵をバーストさせてから使うと効率よく回復できますよ。
リミット技
エアリスのリミット技は2つあり、いづれも味方のサポートとして使える技となっています。
レベル | 技名 | 入手方法 |
Lv1 | 癒しの風 | 初期 |
Lv2 | 星の守護 | コルネオ・コロッセオ (エアリス vs ワイルドアニマルズ ) |
癒しの風はゲーム開始時から覚えている技で、味方全員の体力をケアルと同じくらいに回復する技です。
もう一つのリミット技・星の守護は、仲間全員に物理攻撃無効を付与する技です。魔法攻撃には全く効き目がありませんので注意しましょう。
また、リミット技自体が発動まで時間がかかるものなので、効果が付与されるまで時間がかかります。ギリギリになってから発動するのではなく、余裕をもって使いましょう。
アビリティ
エアリスは固有アビリティのほかに、武器の熟練度をあげることで6つのアビリティを覚えます。
アビリティ名 | 解説 | 関連武器 |
アスピル | 敵から魔力を吸い取る。 バースト時、吸収量アップ。 |
ー |
聖なる魔法陣 | 描かれた魔法陣の中で攻撃魔法を使用すると、自動で2連発になる。 | ガードロッド |
イノセンスフォース | 自分の周囲に展開された魔法で周囲を攻撃する。 | シルバーロッド |
マジカルサーバント | アビリティ・魔法に追撃する妖精を身にまとい、一定時間、自動で魔法を放つ。 | マジカルロッド |
ジャッジメントレイ | 杖から直線の光線を放つ。 バースト時、ダメージアップ。 |
ミスリルロッド |
光の盾 | 弾系の攻撃を防いだり、敵を近寄らせない魔法の盾を設置する。 | ストライクロッド |
応援の魔法陣 | 魔法陣の中で味方がATBを消費した時、自分のATBを分け与える。 | フルメタルロッド |
リメイクでエアリスはどう変わったのか?
「リメイク(新たに作り直す)」というタイトル通り様々な変更点の見られるFF7リメイクですが、実はエアリスにも変化がいくつかありました。
特に、エアリスの言動がまるで未来を知っているかのようであることが大きく注目されました。
どこにその様子が見られるのか、ピックアップしてご紹介します。
花言葉と再会
八番街で初めてクラウドと出会うシーンにて、エアリスはクラウドに黄色い花を渡します。
「花言葉は『再会』」と、FF7オリジナルにはなかった花言葉が追加されているんです。
その後、再びクラウドには見えない何かにまとわりつかれて困ったエアリスがクラウドに助けを求めますが、追手がやってきてしまい、二人は別れることになりした。
この時にも、「やっぱりいったん解散」「またね」と、会えるとは限らないにも関わらず、再び会えることを確信しているかのようなセリフを言うんです。
まるで、一度別れた後に再び会えることがわかっているかのようですよね。
カンが鋭い?
伍番街の教会で思いがけずエアリスとクラウドは再会しました。話をしている最中に、神羅カンパニー総務部調査課(タークス)のレノがやってきます。
ここで再開するまで、クラウドは一切自分のことを話していませんし、話す機会もありませんでした。
それにも関わらず、「この人、わたしのボディーガード。ソルジャーなの」「ボディーガードも仕事のうちでしょ。ね、なんでも屋さん」と言います。
なぜかクラウドが元ソルジャーで、現在なんでも屋をしていることを知っていたんです!
これにはクラウドも戸惑いを隠せず、「え?」と声を漏らすのですが、「わたしのカン、当たるの」という一言で誤魔化されてしまいます。
こうした会話から、エアリスはすでにクラウドが元ソルジャーでなんでも屋として働いていることをすでに知っていたのではないかと考えられますよね。
花に語りかけるのは……
FF7リメイクのエクストラクエスト「花に語りて」にて、エアリスが育てている花に向かって話しているシーンがあります。
そこで、花が話していることは分からないけれど、あと少しで聞こえそうなのに聞こえないことを打ち明けます。
このとき「わたし、いつもそう。そして、あきらめちゃうの」と言います。
この「いつも」は花とおしゃべりすることだけを指しているにしては、ちょっと違和感がありますよね。
このセリフから、「いつも」というのはFF7リメイク以外の時間軸での出来事を示しているのではないかと考えられます。
落ちることを知っていた?
コルネオから神羅が七番街プレートを落とすつもりでいるという話を聞いた後、情報を疑うティファとクラウドとは違い、エアリスだけが「万が一ってあるよね」と話を信じています。
急いで七番街へ向かう途中、ティファが最悪の事態を想像して不安になり、エアリスに話しかけると、なんとも歯切れの悪い反応をエアリスが返します。
その様子にティファも「エアリス、何か知っているの?」と疑うんですよ!
しかも、問われたエアリスも真実を言い当てられたかのような反応を返すため、ますます怪しく感じます。
ようやくたどり着いた七番街支柱では、すでに神羅とアバランチの間で戦闘が始まっていました。
焦るティファがみんなのもとへ進もうとして立ち止まった時、エアリスは「お願い、行かせて」と訴えます。
これによりフィーラーが現れて進行の邪魔をするのですが、どうしてフィーラーが邪魔をするとわかっていたのか、疑問ですよね。
おそらく、今までと比べて早く着いたため、きっと運命の番人であるフィーラーが止めに入るとわかっていたのではないかと思われます。
さらに、避難を誘導する中、マーレに「プレートは落ちるのかい?」という問いには「はい」と答えるんです。
これは落ちることがわかっていないと断言できないものなので、知っていたと判断せざるを得ませんね。
会ったことがある?
クラウドに続いて、アバランチの仲間たちのもとへと行こうとするティファがバレットの娘であるマリンの救出をエアリスに託します。
このとき、「近くにセブンズヘブンってお店があるの」とティファが言っただけで、エアリスは「マリンが待ってる、でしょ?」と返します。
まだマリンという少女がそこにいることは言っていないのに、それを言い当てたエアリスにティファも戸惑いを隠せません。
まるで会ったことがあるかのように話す姿には、未来を見てきたのではないかと思わせますね。
「皆と変えたい」と願い、「皆も変わる」ことを危惧
セフィロスを追いかけてクラウドたちは運命の特異点へとやってきます。特異点の先へ消えていくセフィロスをためらわずに追いかけようとするクラウドをエアリスは「ここ、分かれ道だから」と引き留めます。
そして、「みんなに手伝ってほしかった。このみんなが一緒ならできる」とまるで出会うのが当然であるかのように、ここまで一緒に戦ってくることさえもわかっていたかのように話し始めます。
そして、「入ったら、超えたら、みんなも変わってしまう」とみんなが変わることを危惧して止めたというのです。
みんなとなら変えられると信じる一方で、これまでに出会ったみんなも変わってしまうことを心配する姿に、何かを知っていると言わざるを得ませんね。
まとめ
- エアリスは星の声を聞くという特殊能力を持った伍番街に住む花売りの女性
- エアリスは具合の悪い見知らぬ相手だけでなく、花も気遣う心優しい性格の持ち主である
- 持ち前の明るさと人懐っこさで普段から伍番街スラムの人と交流を持つ人気者
- 相手の意見を聞き入れない強引さと、自分よりも他人を優先するところはある
- エアリスの攻撃スタイルは、魔法がメインの遠距離攻撃&後方支援タイプで、武器はロッド(杖)
- エアリスはFF7リメイクになってまるで未来を知っているかのような言動が増えた
エアリスは伍番街に住んでおり花を売ることを生業としている人にも花も気遣う心優しい性格の女性でした。
そして、持ち前の明るさと人懐っこさがありながら、相手の意見を聞き入れない強引な面もありました。
FF7リメイクにてエアリスの未来を知っているかのような言動が増えたことで原作から大きな変化が見られたことは間違いありません。今後の物語やエアリス生存の可能性にどう影響するのかが楽しみです。